恋におちたら 最終話

■　最終話　ヒルズに恋して


来た、来た。
ヒルズに恋して。（笑）

最終話と言えども、突っ込みどころはいっぱいでしたよ。

例えば・・・。

フロンティアの新入社員らしき男性が、
一世を風靡したはずの『鈴木ネジ』の名前を知らなかったこと、とか。
フロンティアは、鈴木ネジが買収したんじゃないの？とか。
桜庭が、一瞬のうちにいなくなっちゃったこと、とか。


でも、それを超えて余りある、良いシーンとか、良い表情が、満載で楽しかったです。


契約をパーにしてしまったあとの高柳の落ち込みようと、
それを、見ている島男の嬉しそうな笑顔の対比。
カッコ悪い高柳には、母性本能がくすぐられるし、
島男の笑顔には、和まされるし。
これこそ『テレビを見ている人が、幸せになるような笑顔』でしたよ。

それとは逆に。
高柳が、桜庭の誘いを蹴るところは、カッコ良すぎ。
胸がスカッとしました。
予告で、桜庭の誘いに乗って、
フロンティアの社長に返り咲くかのようなシーンが流れてたから、
余計にね。

神谷と宮沢のやりとりも可笑しかった。
「ブライトオンライン」「ないです」
何回、天丼やりました？

そして、龍太とまり子の結婚。
それも、まり子からのプロポーズ
予告で、結婚式シーンがありました。
バージンロードの向こうに見える花嫁と、その隣には男性がいて、
はじめは香織と島男の結婚式？と思ったけれど、
よ～く目を凝らすと、花嫁の隣の男性（父親役）の足がＯ脚で。（爆）
つよちじゃん。
やっぱり、まり子と龍太の結婚式でした。
プロポーズしたばかりなのに、裕美が気になる龍太とか、
５年後の二人のＴシャツには、大笑い。
このシーンで、子供が２～３人いたら、もっと笑えたのに。
残念。

高柳と七海の大人な信頼関係も好きです。
抱き合うわけでもなく、肩に頭を持たせかけてるだけなのに、
ズッシリと重みのあるラブシーンでした。




そしてっ！
念願の、いや悲願のラブシーンが見られましたぁ
ばんざ～～い！
ばんざ～～い！

ベンチに腰掛けてのキスシーン。
なるほどなあ・・・これなら、身長差がカバーできるよ、ふんふん。
なぁんて、ドキドキしてたら、未遂だよ。
や、やっぱり、またか～と、ガックリ
でも、この時の、香織の表情が、すっごく可愛かったにゃー。

で、橋の上のキスシーン。
ちゃんと、自分からやりました～。
しかも、立って、だよ。
やれば出来るんじゃん。
島男、つよち。
良くやった。（爆）



５年後。
香織が、鈴木ネジにいて、普通の格好で営業してるのが、
相変わらず、龍太が（今度はまり子も）鈴木家に入り浸りなのが、
島男が、パソコンの前で微笑んでいるのが。
もちろん、高柳も、他の人たちも、
自分の場所で、自分のやりたいことを、自分のやり方でやっていて。
皆の顔が生き生きしていて、幸せそうで、誇らしげで。
成功と感じられる確かなものを手にしたんだなと、ワタシまで嬉しくなった。
とにかく、あと味の良い終わり方で良かった。




ドラマ全編通して。

お話は、後半から、良くなってきた。
グイグイ引き込まれました。
最終回も、あふれんばかりに盛りだくさんだったのよね。
出来れば、はじめの方を端折って、後半のお話を、じっくりやれば、
もっと面白いものになったのではと思いました。
ライブドア問題で、大幅な企画変更があったに違いなく、それが・・・・。
（ほとんど変わりないと言ってたけれど、そんなはずはないと思うし）
キャストのハマり具合とか、演技が良かっただけに、もったいな～い。
同じメンバーで、もっと練ったお話をやってもらえたら・・・。


でも。
クサナギツヨシ・ウオッチャーとしては、いろんな顔が見られたし、悲願も叶ったし、
大満足なドラマでした
３ヶ月間、お疲れさまでした～。